板橋

生きるの板橋のレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
3.5
いかにも黒澤さんの好きそうな人間、実直で家族思いで。そういう人を見るのはこちらも自然と頭を下げたくなる、穏やかな気持ちにさせてくれますね。

「死ぬ気でやれば」なんてよく言いますけど、人間そんな簡単に変われないですよね。それはこの物語の主人公も同じなんじゃないかと思います。

死んだ様に生きていた30年間と本質は変わらない。ただ今までは己の為の我慢だったのが、少し人の為の苦労になった、そんなとこだと思うんです。
板橋

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