元空手部

生きるの元空手部のレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
4.2
フロントガラスのフレーム越しに映る、画面後景へ走る霊柩車のショットには、可視化された彼岸性があり、ラストの公園からの橋へのローアングルトラッキングには志村喬の意思と合致した境界性の幸福があって良い
葬儀の場面で画面最後景に位置する志村喬の遺影は、一点透視図法のパースに擬せられていて、超然的、脱人格的で良かった
元空手部

元空手部