家族愛!ドローン!スマホ!人為的災害はこの3要素で何とかなる!という映画。
日本人的には、かつての地下鉄毒ガス事件を思い出さざるを得ませんが、本作で起こったそれは明らかに目み見える煙。それを避けるために煙のない高い所に逃げ続けるという内容。
要素としてはほぼそれだけで2時間突っ走るのでわかりやすいけど奥行きは無い。それこそ、霧の中に潜む何かに怯えて立ち向かう「ミスト」比べると、ちょっと飽きました。
ただ、逃げる方法は持ち前のクライミングを駆使するもので、そこそこハラハラはしますが、これもハーネスなしでリアルに崖登ってる狂ったクライマーを描いた「フリーソロ」を見てたので緊張感は劣るとも勝らず…
アクションはM-Iシリーズを意識してるのかな?劇中のセリフにもトムクルーズの名前も出てたし。
意外に見所は、序盤に延々と続く父親の古希のパーティーかな…お国柄ですが、70歳をあんなに盛大に祝うんですね(過剰演出とは思うけど)。