生きるの作品情報・感想・評価

「生きる」に投稿された感想・評価

高田A

高田Aの感想・評価

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死んでからが良い。

ただ「素晴らしき哉、人生!」同様、自分を重ね合わせるのは筋違いかなと。
もやし

もやしの感想・評価

5.0
初黒澤明監督。
心打たれたー



役所で死んだようにハンコを押し続けている課長である主人公。
胃の調子が悪く病院に行くと、末期ガンだということがわかる。

その途端、人生の全てがわからなくなってしまう。


仕事に行かなくなり、街をさ迷うが、遊び方一つわからない。


仕事を辞めた部下の若い子にたまたま会うところからは結構見入る。
この子が何ともハツラツとしてて楽観的で、良いんだよなあ。
でもやはりそんな一時の喜びは、どこにも辿り着かない。

だがその子の言葉から、主人公は自分の人生のヒントを得る。



ここからの展開は、本当に心打たれるなあ…
よく、「死ぬ気になったら何でもできる」って言葉があるけど、自分は昔からこの格言を、ずいぶん闇雲な言葉だなあと思ってた。
何でもって、何だよって。

それに一つの答えをもらえた気がしました。

自分の今まで生きてきた人生というものがあって、そこからしか話は生まれない。
ありえないことなんて、どんな心境になろうができないものはできない。
できることを、やるしかない。

それを邪魔しようとする社会の理不尽構造を目の前にしながらも、それでも突き通した真っ直ぐな意志は、ただただ輝かしい。
俺も一時でもいいからその気持ちで物事に取り組みたい。そんな簡単なことではないのはわかっているけど、毎日必死で生きていればそれに近いことがもしかしたらできるかもしれない、と信じたい。

死ぬことばっかりじゃなくて、生きてる間のことを全力で考えて生きたい。例え糞みたいな人生でも。



とか言って明日から始まる毎日が憂鬱…笑
まあ、やれることをやります笑
Happy birthday to you!

志村がフレームアウトすると代わりに女学生が入ってくる。まるで志村が彼女に生まれ変わったかのよう
昔から死にふれる事が多いので生きるってなんだろうという事はよく考えることだけど、いつも映画の後半のお役所の人達みたいに何かを奮起してはまた日常に戻ってしまうを繰り返す。でもやっぱり生きてきたと断言したいという焦燥感もあって、志村喬演じる市役所の課長のように死を宣告されればきっとああいう風な行動を取るのかもしれないけどやっぱりそんな風に背中を押されないと革命できないのは情けないような感じがするが、死によって初めて生を意識するのは当然と言えば当然で、当たり前のようにある酸素に感謝する事はそうそうない。でも遅かれ早かれ何か生きた証を残し自分で満足して死ねるような、文字通り寿命を注いだ公園で歌を歌えるような最後は羨ましいなと思う。
いつ死ぬか分からないものを宣言されるのとされないのはどっちがいいのかな。死んでしまった後に後悔は出来ないけれど、今乗ってるこの電車が5分後とかに急に脱線して死ぬかもと考えるとやはりそれは口惜しいしいつ死ぬか分からないまま生きて行くのはつらい。
課長にとっては癌を宣告されてからのあの半年こそ人生で最も輝いていた時間だったろう。志村喬のあの素晴らしい演技がその裏付けになっている。あの死に絶望したギラギラした生々しい目が本当に印象的。
そしてあの死を宣告されてまもなく、ダンスホールでリクエストした命短しから始まるゴンドラの唄。空虚なのに妙にキラキラした目を見開いてとつとつと歌う志村喬を見て、ああこの人は本当にこれから死ぬんだと思った。それくらい壮絶で真に迫っていた。でも公園で1人ブランコに乗り同じゴンドラの唄を歌ってる姿は生命と慈愛にあふれていて、なんと言えばいいか分からないけれど、しみじみと人間の生を感じる。お葬式でみんなに印象と様子を語らせる構成もとてもいいな。
Ukumiko

Ukumikoの感想・評価

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目がぎょろぎょろして思いつめてる顔が怖かった。モノクロなのに道楽は画面キラキラしてて世界に劣らない活動写真…でもお葬式からが長い…!浮かばれない。でも、生きる!
「わしは人を憎んでなんかいられない。
わしにそんな暇はない。」

ストア派的?もっと言えばセネカ的?
な人生論。
皆心打たれたふりするけど結局何も変わらない。
Nono

Nonoの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

構図がまじでかっこいい…。他の映画もだけどやっぱり重厚感のあるモノクロに惚れ惚れする。
志村喬の演技が凄すぎて、死んでるのか生きてるのか分からない不気味さがリアルだった。
後半の故人を前に役所の人が生前の話をするのが、なんとも的外れというか尊重がない人が多すぎて、しかもしつこいくらい長くて辛い。
自らが「生きる」ために何かをつくることに対しての周りの反応が捻れた考え方だったり、過程での大変さを理解してくれた人がほぼいないのは悲しいけど、作ったこと自体が自分の目標だったからそれでいいのか。
いずれにしても、人間は何かしらをつくることが生きがいになるんだなと改めて分かった。
夕日を見て綺麗さに感動しつつも、こんな暇はない!って言っていたのが印象的だった。
お尻を叩かれている気分です…。
極論かもしれないが、日本の企業では、優秀で建設的な発言をする人よりも、上からの命令に反発することなく頷いているような人の方が出世しやすいことはありますよね。
そういう組織あるあるな風刺が面白かった。

現代で言えば、池井戸潤が企業風刺をしまくってるけど、日本ならではの普遍的価値観として、組織や企業の風刺はいつ見ても面白いんだろね。

50年代の黒澤明は脚本がすごく面白いと思う。
ただ、オーディオがすごく悪くて、途中何言ってるかわかんないセリフがわりとあった。特に通夜の席シーン

志村喬の表情が変態だったの笑ったw
若いねーちゃんと遊んでるシーンやばい。こんな上司こえーよw 今なら即アウトですね
つーか

つーかの感想・評価

4.0
生きるとは?
今自分は生きてるのか?
そんな事を、ぐっと考えさせられる映画。
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