旅で見知らぬ街を歩いていると自分がまるで幽霊になった様に感じることがある。
古本屋の狭い通路の中である一定の時を
過ごすと過去と未来の感覚を失っていく。
そんな個人的な感触がありありと蘇ってきた。
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先日観た新作の「柳川」のチャン・リュル監督による2019年の韓国映画。
「柳川」が思ったほど面白みがなかったため、観るか悩みましたが、傑作である
2014年の「慶州 ヒョンとユニ」を配信で観直し…
思い残し、心残り、後悔、悔恨。そういうの苦手。嫌な・辛い・悲しい過去を振り返るのは。
さいわいなことに、ここ20年ほどの私はけっこう現実世界が忙しかった。だから、過去のネガティブな思い出は、手付かず…
話せないけど聞き取れるの、と言って他言語同士で会話する強引なコミュニケーションが、力技なのに実にスムーズで笑えてしまう。ファンタジーなの?酒を飲んで過去の恋愛話を始めるあたり、待ってました!となる。…
>>続きを読むへんな映画だった はじまり方がよくて、何も説明しないけれど置いていくわけでもない、それでいいやと身を委ねさせる時間の流れとカメラが心地よかったから、急に嵌めてくる最後の目線とエンドロールの音楽にちょ…
>>続きを読む何故か福岡を訪れた韓国人のおじさんと女の子(成人はしてる)と福岡在住の韓国人おじさんが、目的があるのか?ないのか?観光名所ではないだろう福岡の町中を彷徨う。
彷徨いながらも、酒を飲んだり、ケンカした…
2023年1月3日新宿武蔵野館
「柳川」を見る前に、一応こっちもということで鑑賞。去年見て大好きだったホン・サンス監督の「あなたの顔の前に」の映画監督役のクォン・ヘヒョも出ているし。
この監督の映画…
良かった。これが『柳川』に繋がっていくのか……と思った。実際話の構造はかなり近いけれど、あちらの方がブラッシュアップされてるような感覚があった。
『柳川』同様、どこまでが現実の枠の中なのか曖昧なのが…
ホン・サンスンの映画によく出てくるおじさん(名前知らない)が出てるようだったので、気になったので。
日本に限らず、観光名所とか全然無縁のその国のローカルが生活してる風景の中で、展開する感じが良かっ…