タッくん弐

ソウルフル・ワールドのタッくん弐のレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.3
恐らく今年2020年最後となる鑑賞作品は劇場で予告を観ていたに関わらず配信公開となった不遇ともいえる今作

未曾有の1年となった本年、それを意識してか否か、生きることの尊さを改めて思わせる鑑賞時間

子供には少し難しいかもしれない内容ではありますが、大変共感出来る物語でありました

劇中、何かに没頭する瞬間が世界観として表現される場面があるのですが所謂ZONEに入った時はこんな風かと

実際に当然のものとして享受している生活を本来は貴重でかけがえないものであることを都度気付かされるのです

小生に関してはいつでもそんな瞬間を探して生きてきたきらいがございまして

我を忘れるような体験をしたい、みんなでワーイってなりたいと未だにそんな郷愁に引きずられ暮らしております

そういう意味では虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が羨ましくてしょうがない

いつまでも恋と汗と青春に塗れて笑っていたかったのに、そう素直に思えなくなったのはいつからなのでしょう

まるで世界の今年みたいに停滞しちまったオレはすっかり唄を忘れたカナリア

どうやら2021年はNEO SKYないしNEO MAPを広げ自分なりの新たな冒険に出る必要があるようです

方向性の正否はわかりませんが今作はそんな前向きにさせてくれる作品でしたので、渦中云々以前から諸々思いあぐねておる方にオヌヌメ作

来年は心から楽しいと感じる瞬間が沢山訪れるとよいですね

ときに過去はウグイス坊やと呼ばれた小生、皆様の御健康・御多幸を祈念しここで一声をもって本年の〆とさせていただきます

ホーホケキョイ

ときめきが消せやしない
いま、あなたに伝えたい
タッくん弐

タッくん弐