BossDog

ソウルフル・ワールドのBossDogのレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.0
ピクサー様今回も素敵な作品ありがとうございます。

現実世界でジャズ・ピアニストを目指すジョー。音楽が生きがいの彼はひょんな事からソウルの世界に迷い込む。そこは《生前の世界》、人間が生まれる前の魂たちの世界。
ソウルたちは性格を備え付け、最後のピース「人生のきらめき」を探し求め、見つけたソウルから現実世界へと旅立っていく。
そんな世界に送り込まれた彼はやりたい事を見つけられず人間になる事を拒むというソウル、通称22番と出会い考えも生き方も違う2人が人間になるために冒険に出る。

ジョーは人間に戻りたくてしょうがない、目の前にした夢を追いかけたくてしょうがない。それが彼の生きる意味だと信じているから。
一方、22番は人間の世界なんて興味がない。しかし、ジョーとの生活で徐々に心に変化が…
そんな22番を見てジョーにも少しの変化が…

凸凹な2人の描写がとてもとても可笑しくて、ほっこりして最高。ここら辺はほんとピクサーならでは。

ソウルの世界観も今までとはちょっと違って不思議。新しかった。

最後には、生きる意味とは何だったのか。
ひとつの答えを提示してくれる。自分はそれが自分の人生を肯定してくれてる気がして泣けた。

魚は老いた魚に言う。
「海が見たい。」
「ここが海だよ。」
「え、これは水じゃん。自分が見たいのは海だ。」
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