Reimini

ソウルフル・ワールドのReiminiのレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
5.0
私の人生にもきらめきがある。今まで21年間、いろんな人から変だと言われてきた。褒めてくれてるのは伝わるけど、人と違うことに悩むこともあった。そんな時も、心がぽぉっと照らされる経験をたくさんした。温かい日差し、春の匂い、雨の音、紫陽花の色…。その一瞬を「幸せだなぁ」と感じる時間がとても好き。私の人生は私にしか歩めない。私の人生も、関わってくれる人も、悲しいことさえも丸ごと大切で、愛に溢れている。『ソールフル・ワールド』はそんな、心がぽっと照らされる気持ちを大切に表現してくれた作品だと思った。これまで感じてきたものが表現されているこんなに温かい映画には初めて出会った。22番とジョーたちが出会わせてくれた。どんな人にもきらめきがあって、唯一無二の特別な存在。でも、みんなそれを忘れて目的を探そうとする。私もそういう時があった。それでも、苦しいことがあった時こそ、素敵な音楽に涙して、一歩外に出れば気持ちのいい風が迎えてくれていることを全身で感じることができる。もっと当たり前に自分を大切に思える世界が広がればいいな。みんなが自分はいるだけで特別な存在だと感じて、お互いの命を尊重できる温かい世界が広がったらいいな。

私にとって、一生大切にしたいと思える映画です。
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