このレビューはネタバレを含みます
素敵な音楽が生みだす音色と人生の意味を探す旅の掛け合いが、まるでジャズのように醸される作品。
独特の世界観なので、初見ではあまり理解しようとせずに、それぞれのキャラクターに自分自身を投影しながら観たらスッとした。
「きらめきは生きる意味じゃ無い、生きる準備ができれば生まれる」
何のためにに生まれてきた、何のために生きるのか。
難しく考えるな。
この世に生まれてきたってことは、ちゃんと胸の奥にきらめきを携えているんだよ。しっかり自分に自信を持てって言われた気がする。
自分が生きている事って、目的が無くて果たせなくても、一瞬一瞬、一所懸命でいい。
その後に意味を見出すくらいでいいんじゃないかって。
ここは海だと思うか、水のままだと思い探し続けるのか。
今の自分自身を大切に「現在」生きることと、もしかすると在りもしない存在意義を探し迷い続けることとのバランス。もしかすると対立。
もっと、生きることに自由であればいいんだなって思った。
今度、子供と一緒に観よっと。