Junko

ソウルフル・ワールドのJunkoのレビュー・感想・評価

ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)
4.8

ジャズミュージシャンを夢見る音楽教師のジョーは、夢を掴みかけた矢先、不慮の事故に遭ってしまいます。
彼が迷い込んだのは、生まれる前の魂がどんな自分になるのかを決めるソウル(魂)の世界。そこで、人間になりたくない!と言い続けている問題児のソウル22番と出会います。

特に印象に残ったのは、美容室でのシーン。
主人公の担当の美容師さんは、本当の夢は別にあったのですが、経済的理由で美容師になっていました。でも決して嫌々働いてはおらず、現状に満足していて、イキイキとしています。
逆に主人公は、夢の仕事を掴めた!と思えても、結局は当たり前の日常は続いていき、拍子抜けしてしまうのです。

生きる意味とは?実現したい夢は?目的は?そんな質問に答えを出せなくても、
生きているだけで素晴らしくて、今置かれている状況で、小さなことでも感謝してみたり、楽しんでみる、そこにきらめきが生まれる…。

アニメだけど中々の大人向き。
私は今20代半ばで、主人公ジョーのように、これからの人生このままで良いのかなとか、自分に向いてることとは…(友達から、この現象はクォーターライフクライシスという名前がついてると教えてもらいました。笑)と、考えてしまう事があるからこそ、刺さりまくり、染みまくり🥺

見終わった後には、日々を前向きに捉えて大切に過ごしたくなる素敵な映画でした💐
Junko

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