なつ

レディ・マエストロのなつのレビュー・感想・評価

レディ・マエストロ(2018年製作の映画)
3.9
女性指揮者のパイオニア、アントニア・ブリコの半生。
芯が強く、たおやかで、情熱的なアントニア・ブリコを必死で応援した。
“女性だから”と、厳しい現実にぶつかっている人にはささる部分が多い。
彼女の劇中の台詞、“才能は平等なはず”がぐさりと効く。
もっと音楽音楽してると思ったら、恋愛要素も強かったので、ここは好みが別れるところ…。
音楽と恋の狭間に揺れる物語は、壮大なメロドラマぽいけど、私は好き。
何が幸せの尺度かは人それぞれだけど、人生に意義を求めると、幸せからはやはり遠ざかる気はする。
彼と居るときの彼女はやはり幸せそうだもんね…ここは本当難しいところ。
でも幸せに成長を遂げた彼女は幸せなんだろうなぁ。
なつ

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