松村文彦

レディ・マエストロの松村文彦のレビュー・感想・評価

レディ・マエストロ(2018年製作の映画)
3.5
女性指揮者のパイオニアであるアントニア・ブリコの半生を描いた映画。戦前のこの時代いかに女性の地位が低かったことがシビアに描いてある。今年公開され女弁護士を目指した「ビリーブ」も同様。このぐらい傲慢でないとやっていけなかったことが良く分かる。指揮者を目指して切磋琢磨する姿に見事の一言に尽きる。それにしても、当時オランダとニューヨークを股にかけた大指揮者であるメンゲルベルクと同じオランダ人とはいえ、簡単に接することが出来たことには疑問が残った。
松村文彦

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