紅孔雀

魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たちの紅孔雀のレビュー・感想・評価

4.0
今回で400本目のレビューです!それで、文芸物『永遠と一日』、ユーモア『ロングトレイル』等の気になる作品を考えていたのですが、ちょっと観始めたら終わらなくなって、なんと3部作6時間強(!)をぶっ続けで観てしまった、という本作を取り上げることにしました。
文豪ゴーゴリが探偵役なのでガチガチの文芸ミステリかと思うとさにあらず。美女たちの殺戮シーンは『スリーピー・ホロウ』を思わせてホラー・テイストもあります。さらに終盤、萩尾望都『ポーの一族』のようなリリシズムも漂い、そして全体としてはロシア産ダークファンタジーという括(くく)りに落ち着きます。実に万華鏡のような作品でありました。
本の世界で「一読、巻を措く能わず」という褒め言葉がありますが、まさにそれの映画版だと思いました。実は、伯爵の妻リーザ役のタイーシャ・ヴィルコヴァ(1996年生。身長165cm、体重55kg)という女優が評者好みで、その魅力に引っ張られたところもあります💦。
まぁ、色々ツッコミどころもあるのですが、これだけ楽しませてもらったら良しとしましょう。観る前は冗長なSFもどきではないかと思っていたのですが、嬉しい誤算でした。WOWOWで録画したけど長いからと敬遠されている方、騙されたと思って冒頭部分だけでも是非ご覧下さい。