う~ん、ひたすら重苦しく息が詰まるような空気が漂い続ける。
但し、映像はと言うと頗る美しくてキレがある。そこが引き込まれるポイントでもあった。
宗教的、或いはその土地の因習、社会体制… 知識が浅い故、ハッキリとした輪郭は見えないものの、感覚的に受け取れるものはとんでもなく大きい作品だった。
母親らしい柔軟性と、父親としての凝り固まった威厳、、、
どうにかならなかったのかなぁ… 胸が苦しい。
長男が連れ帰った幼妻のエピソードに更なる重層的で世界規模の問題が含まれていて、更に胸が苦しい。
それにしても、息子たちがそれぞれ良い表情をしてた。唯一、タイトルにもある『兄弟愛』そしてそれを裏付ける浜辺のシーンに僅かながら救われた。