アキラナウェイ

ブラック アンド ブルーのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)
3.5
黒人【black】であり、
警官【blue】であるという事。

もう誰も信じられなくなる、汚職警官モノ。

アフガニスタンでの軍務経歴を持つアリシア(ナオミ・ハリス)は、故郷であるニューオーリンズで警察官として働き始める。同僚の夜勤当番を交代した事により、アリシアは3人の警官がドラッグの売人を一方的に射殺する現場を目撃してしまう。

現職警官による殺人事件。
アリシアはそれを目撃しただけではなく、彼女の身体に取り付けられたボディカメラは事の一部始終を記録していた—— 。

味方である筈の警官は、全て敵。
おまけにギャングからも命を狙われ、まさにアリシアは四面楚歌の絶体絶命。

全方位、敵しかいない!!
 
主演は「007」シリーズのナオミ・ハリス。そして、アリシアの旧友であり、唯一の味方で彼女を匿ってくれるマイロ(通称"マウス")役に「ワイルド・スピード」シリーズのタイリース・ギブソン。

警官【blue】がいくら助けを求めたって、黒人【black】はトラブルに巻き込まれる事を恐れて門前払い。スラム街の、特に黒人達が如何に普段から警官達に虐げられているかがよくわかる。

「ワイルド・シリーズ」であんなにおちゃらけているタイリース・ギブソンがおふざけなしでシリアスな演技を見せてくれる。ワイスピのイメージを払拭したいのかも?

そして、悪役にはフランク・グリロ〜!!
憎ったらしさがお見事デス。

作品の出来としては佳作だけど、サクッと楽しむにはうってつけ。