まーしー

ブラック アンド ブルーのまーしーのレビュー・感想・評価

ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)
3.0
汚職警察官の殺人現場に居合わせた黒人の女性警察官が、ボディカメラを身に付けていたことから命を狙われることになったクライム・アクション。
タイトルの「ブラック」は「黒人」を、「ブルー」は「警察官」を指している。

主人公の女性警察官アリシアを演じるのはナオミ・ハリス。
彼女の置かれた立場は、まさに四面楚歌。
現場は犯罪の温床とも言うべき黒人街。警官姿の彼女が助けを求めても、周囲は警察との関わりを避けようとする。
仲間であるはずの警官も、誰が敵か判別がつかない。
さらに、その地域を牛耳るマフィアは、アリシアが組織の一員を殺したと誤解している。

以上のような敵だらけの状況下からの脱出劇が本作の見どころと言えるだろう。
アリシアのタフな体力と精神力に加え、正義を重んじる姿勢が脱出劇の重要なキーとなっている。
また、『ワイルド・スピード』シリーズのローマンも重要な人物として出演している。

既視感のある設定と展開だけに、特筆すべき点はないかも知れない。
しかし、ほぼノンストップで描かれる展開は息つく暇を与えない。作品時間も110分程度とお手頃感がある。伏線と思える箇所も解りやすい。
サクッと鑑賞できるので、軽い気持ちで暇な時にでも。