“オーダーメイドの旅”
妻に捨てられ、お金もない。
好きな時代を過ごせる息子からのプレゼントチケット。乗り気ではなかったけれど旅を申し込むことに。
心から愛する人に出会った70年代。
本格的にその当時を再現したセットに足を踏み入れ、時代が一気に変化するシーンがとってもわくわくしました。
今と今が重なるシーンが自然で良かった。
その時、どんな場所で何を話し、何を飲んで何を食べたのか。どんな人々と過ごしたのか。全てをはっきりと覚えている程、彼女と過ごした日々が特別だったんだんだなというのが伝わってくる。
そんなに大切な思い出あるかしらと、自分を振り返って寂しくなってしまう。笑
二人の運命の出会いを、その当時の風景のなか見るって、なんて素敵なんだろう。
お互いを見つめる瞳も、徐々に取り戻していく思い出も、縮まる距離も、“すっごく”ロマンチックだった。
色々と性格に難ありなプロデューサーだけど、粋な計らいだったし息子の表情がよかった。
未来に何が待つにせよ、創造を止めないで全力で生きて。