磨

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェストの磨のレビュー・感想・評価

3.8
50年前の作品なのにオリジナル作品無いじゃん?と思ったら、オリジナル版は邦題「ウエスタン」でした。
タラちゃんことQタランティーノ監督が“この作品を見て映画監督になろうと思った”と語り、監督10作目の『ワンス・アボン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は本作のタイトルを引用したそうです。

終始伝わってくる“乾いた”感覚がなんとも見事。風車が軋む音が最高のBGMになっていました。
とりあえずモブに冒頭の時間を割く作り込みよう、彼らは“ハーモニカ”の噛ませ犬にすらなれなかったけど‥
その“ハーモニカ”役チャールズ・ブロンソンが渋すぎる‼︎男臭くてカッコよすぎ‼︎
この1年後にCMを依頼したマンダムに拍手(笑)
「うーん、マンダム」

西部劇をまともに観たのは初めてです。今作はその中でも西部開拓時代末期をテーマにした作品。時代に取り残されつつあるガンマン達の哀愁は、幕末を舞台にした作品の侍と被るものがありますね。
磨