実際の事件から着想を得たと聞き、その実際の事件を事前に調べてみた。
正直、この作品よりも実際の事件の方が恐ろしく不気味だし、何より方向性が違う気も、、。
だからあくまでインスパイアされたオリジナル作品だと認識。
こちらの作品は椎名桔平演じる詐欺師、村田を中心に、自主映画を撮るシンたち若者グループが犯罪に巻き込まれていく過程で狂っていく姿を映していく。
ポイントはおそらく、女性たちの多くが村田にハマってしまうというその人身掌握の才能や甘い言葉と恫喝を繰り返していくことでいかに人間が弱くなってしまうかという部分。
ただ、村田のキャラなのか作品のテンションなのかはわからないけど、語弊を恐れずに言えば、その村田の詐欺師としての魅力や彼に対する忠誠心を誓う周りの人間たちの心情がちょっと見えない、わからない。
そのわからなさが狂気であるならそれまでだけれど、いわゆるグロい描写はグロい描写であって、あまり自分には納得感は少なかった印象。
ラストのミツコの手紙を読みながらの独白は人間っぽいなぁって感じたけど、全体的に女性の描写があまり好ましくなかった、、笑
制服とか白の下着とか、パンツ見えるくらいスレスレのミニスカとか、ベタだけど、ベタとは、、と感じました。
もう1度は観れないなぁ笑
