このレビューはネタバレを含みます
文句なしの5.0
ホテルムンバイといい今年のインド映画のクオリティの確変っぷりが凄まじい
大きなくくりではボリウッドと銘打ってるけどMVのシーン以外ボリウッドっぽさはなかったし
あの演出は作品ともマッチしてて良かった
冒頭のヒンディ音楽が流れてる通りをイヤホンをしてヒップホップで掻き消すシーン
生のヒップホップを初めて観た時の初期衝動
ただのファンからアーティストへと一歩ずつ階段を上がっていくシーン
音楽に限らず何かを表現したことがある人なら誰しもが共感できる感情を
インドの身分階級制度
女性蔑視
世間に対する親世代の冷たい眼を上手に絡めながら進めていくストーリーも最高
特にお父さんが泣きながら自分達の身分の生き辛さを語るシーンが胸に刺さる
最後のライブのシーンも圧巻でボヘミアンラプソディの演奏シーンを観てる時と同じ熱いものが込み上げてきました
肝心のヒップホップもトラック、リリック共に作り込まれててサントラも十分に楽しめます。
また、いとうせいこうさんのラップの和訳も素晴らしくヒンディ語で韻を踏んでるところはしっかり和訳も韻を踏んでたり
和訳でそのままラップしても違和感がないぐらい素晴らしい和訳でした
個人的に今年イチ胸に刺さった作品
阪神のユニホームが突如現れたのめちゃくちゃ面白かった