あり

ガリーボーイのありのレビュー・感想・評価

ガリーボーイ(2018年製作の映画)
4.0
派手なミュージカルシーンのある典型的インド映画と思ったら意外と真面目なストーリーでした。

ラップというジャンルっていまいちわからないけど、こういう魂の叫びを昇華する流れを見るとやはり圧倒されてしまうので、すごいなと思います。
ブラインドスポッティングもそんな感じですよね。
ただ言語が違うから全てを感じ取れていないと思うのでもったいなく感じてしまう。
ところであのバトルで本気ではないにしろ見た目や境遇をけなしてるのは、そういう文化だから許されるの?
ノーサイド?

ラップを通して出会うシェールもスカイもすごく素敵。
特にシェールがめちゃくちゃ性格いい。
あんな頼れる兄貴分がいたらついていきます。

一方の使用人として生きる父親や地元の悪い兄ちゃんであるモイン。
彼らはムラドを正しい道に導く人間ではないけど、生まれ持っての格差に対して「どうしようもないし抗えない」と諦めてしまうのも理解できるんだよなあ。

映画では若い世代ほど格差社会や家父長制にとらわれない生き方をしていて、これがもっと当たり前になっていってほしいです。
特にサフィナをはじめとする女性の強さを感じたのは監督が女性だから?
それにしてもサフィナの気性の荒さはすごかった・・・。