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「ガリーボーイ」に投稿された感想・評価

oggy

oggyの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

スラム出身の青年がラップでのし上がっていく、ということで、とんでもない怒りがあってそれをぶちまけていくみたいなイメージだったんだけど、ちょっと違った。(というか、『ブラインドスポッティング』のラストのラップがめちゃくちゃ頭にあったというだけなんだけど。)
確かに身分の差とか家族との関係(インドの家父長制だとあんなのよくある感じなのかな)で悩んでるのは分かったけど、ちょっと強烈さというか伝わりにくいところもあったかなって感じ。でも、あれがリアルなのかも。

とはいえ話としては面白かったです。体感時間も2時間もなかった。

父親はクソ野郎だと思わずにはいられなかったけど、厳しい身分差別に晒されてきたからの愛情でもあったのかな。『僕たちは希望という名の列車に乗った』でもそんなシーンあったね。
それでもムラドが父親に向かって、俺には神に与えられた才能がある、それを無駄にできないと宣言するところがあまりにもかっこよかった。俺には何もないと下を向いていた彼は、ラップを通して何者にも怯まない自信を身につけた。まだ完全ではないけど、自分の力で人生を選択できる時代にはなってきているはず。

エンディングの大団円感も◎でした。
太郎丸

太郎丸の感想・評価

3.5
インドラップ映画は珍しくて楽しい
でももう少し短くても良い
うしし

うししの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

インドでムスリムでスラム出身という主人公がラップでのしあがるというストーリーだが、その背景の描き方がよかった。

監督が女性だということもあるのか、様々なタイプの女性が描かれていた。

相談もなく後妻を連れてこられ、その女の世話をさせられる母
その女を罵る義母
ムスリムの家でガチガチにしめつけられる彼女
富をもち、自由に感情のままにいきるアーティストの女性

それぞれが強く生きていて、自分が信じる生き方を貫いてる感じがした。

主人公はそういった女たちに囲まれて、次第に自分の生き方を決めていく姿がよかった。
熱いぜガリーボーイ
実話ベースの作品ということにびっくり!

日本よりもハードな日常で自分の言葉で自分にしか切り取れない日常をビートに乗せる姿に尊さを感じた。
Kobitochan

Kobitochanの感想・評価

4.2
インド映画おなじみの歌とダンスに、この映画はラップを掛け合わせてきた見事さ。
インド人のラップって⁉️って思ってたけどそこまでの道のりがちゃんと作られて背景が見えているからラップを歌い始めるパートに入っても落ちない。
インド映画の上映時間の長さには理由があるんだ、とはじめて気づいた。その人のバックボーンやプロセス、感情移入をするためには2時間半以上のものを作らないと描ききれないし、いいものを作るためには最低2時間半、もしくはそれ以上なのだと。
ボリウッドはいつでも風刺と文化と歴史を教えてくれる。心に突き刺すものがあるけど、暖かく強い。
sawaD

sawaDの感想・評価

3.6
宗教的な観点からしても、理解を得難い環境で、どこまで自分を貫くか。インドの言葉でも韻踏んでるのがわかると、なんか嬉しかったり。日本では撮れない映画。性格の凶暴性は置いといて、ヒロインがとにかく美人。
Sadao

Sadaoの感想・評価

4.1
リリックが響く傑作‼️
4月のテーマ その3

インド版「8mile」

内なる情熱や鬱憤を
"自分の言葉"にして吐き出す

ドープなラップで自由と自我そして夢を掴むサクセスストーリー


インドのヒップホップシーンのことは全く知らないが、スラムのストリート特有の殺伐とした感じやヒヤヒヤ感はあまり見られなかった。

しかし国が違っても、貧困層や若者の抱える悩みや葛藤はどこも同じだと思った。

いつだって怒りや不満が根底にあるのはロックもヒップホップも変わらない。


バトルやラップスタイル自体はかなりオールドスクールだった。

特にバトルのシーンなんかは
日本でいうとB BOY PARK全盛期やUMBの初期の頃を思い出す雰囲気。

アカペラだけじゃなくてビート有のバトルも観たかったなぁ。

日本語訳のリリックもちゃんと韻を踏んでるのは良かった。


出てくる女性がみんな強くてカッコいい。
さすがにビール瓶はアレだが…



"俺は路地裏生まれ スラム育ち
悪そうな奴は大体友達"

とはさすがに言わなかった。笑
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