ガリーボーイの作品情報・感想・評価・動画配信 - 4ページ目

「ガリーボーイ」に投稿された感想・評価

ぬ

ぬの感想・評価

4.3
いい映画だった。
まず第一に映画内で使われている楽曲が良くて、ヒンディー語とHIPHOPとの相性は抜群て感じで、音を聴いているだけで韻を踏んでいるのはわかるし、オリジナルの言語がわからなくても耳で曲を楽しめるのが良かった。
いわゆるボリウッド映画のようにキラキラ衣装で踊りまくる!みたいなシーンはないけど、しっかりと音楽を楽しむシーンはたくさんあって、さすがインド映画という感じ。
むしろ、きらびやかな衣装を買えないスラム街で生きる主人公たちが、自分の内側から湧き出てきたリリックと仲間の作ったトラックで「生き延びるための音楽」を生み出して、自分の居場所を見つけるために歌っているというのは、キラキラ幻想的なぶっ飛びボリウッド映画に負けないパワフルさで、その対比も面白いんじゃないかと思う。
もちろん、そんなキラキラボリウッド映画も面白いけど、インド映画のパワーやインド映画の音楽シーンの良さはそれだけじゃないと気づかせてくれる良さがあった。

スラム街で生まれ育った主人公ムラドは日々の怒りや嘆きをリリックにしノートに書き綴っており、そこから徐々にラッパーの道を駆け上がっていくのはエミネムの8 Mileさながらって感じ。
格差や児童労働、男女の不平等さといった部分も描かれていたり、主人公を描くと同時にインドの社会問題も結構しっかりめにバランスよく取り入れているところがよかった。
海外からのツアー客が見世物感覚でカーストの低い主人公の家に観光に訪れるのも衝撃だった。
でもそれは主人公の友達が行っている犯罪行為と同じで、「それが正しくないとしても、日々の生活を食いつなぐために、稼ぐためにやらざるを得ない」という状況なのだと思う。
正しさを追い求めていたら就ける仕事なんてなくて、文字通り生きていけなくなってしまう世の中は、正しさの価値や正しさを信じる心を壊すよね。
この映画に出てくるような、子供に悪い仕事を手伝わせたり、車を盗んだりという犯罪は、犯した罪だけを見ればひどいし正しくないし行為だけど、そういう犯罪に手を出した人の中には、今日食べるものすら買えるかわからないほどどうしようもなく困窮して、世の中から正しさを信じる心を折られた人たちもたくさんいるのだろう。
それでも許されることではないけど、本当にそういった犯罪をなくしていきたいなら、罪を犯した人を責めるだけでは根本的な解決に繋がらないよなぁ、と思った。


あと主人公も、主人公の恋人もティピカルなキャラクターではないのも面白い。
主人公のムラドは1993年生まれ設定なのだが、演じているランヴィール・シンは公開当時34歳くらいなので、やたらと貫禄があり、そこも含めてなんかよかった。
対してアーリヤー・バット演じる主人公の同級生で恋人のサフィナは、家はお金持ちだが結婚や身なり、学問の自由はなく世間や親の言う通りに生きることを強いられている。
しかしカーストの格差を気にもせずムラドのことがめちゃめちゃに大好きで情熱的で、開業医になることも好きな人と一緒に生きることも諦めない姿はとてもかっこよかった。
若干血の気の多さにビックリしたけど、特にインド映画のヒロイン的立ち位置のキャラクターでこう言う女性像は見たことがなかったので面白かった。
ラブストーリー的なこじれに関しては、「自分の過去を知らない相手」や「自分の知らない広い世界を知っている人」、「自分を今いる場所から連れ去ってくれそうな人」に心奪われてしまった結果なのだと思った。
なんかその辺は、また違うんだけど、なんとなく『コントロール』で描かれていたJOY DIVISIONのイアン・カーティスの恋愛関係周辺について思い出したりした。
maricoro

maricoroの感想・評価

3.5
8マイルの時も思ったけど、やっぱりラップものは翻訳が難しい
何が上手いか下手かわからん
おはぎ

おはぎの感想・評価

4.5
139本目
実話ですかこれ…上手くいき過ぎじゃね?とは思ったけど彼の作詞能力がそれだけ人々の心を奪う程優れてたってことなのかな。
決勝でのパフォーマンスが素晴らし過ぎて片時も目が離せなかった。それまでの苦労,仕事や恋人への葛藤も相まって泣きに泣いた。ヒップホップ好きは全員観ろ。
ラップがカッコ良すぎる!阪神タイガース(多分違う)がインドでも悪者にされてるの笑った。彼女も可愛いけど、怖い笑 エンディングも憎いねぇ。大満足です。
長いけどあっという間に見終わった。
ヒンディー語のラップいいね。
生まれで人生が決まってしまう世界で、才能を手放すことなくのし上がっていくのが爽快。

お父さんは、これまで自分が諦めてきた人生に、別の選択肢があったことを認めたくなかったのかもしれない。
環境に囚われ、諦め、運命だと言って地獄から這い上がらない人が多い中で、夢を信じて追うことができたのは素晴らしいことだと思う。
その結果として、自分と同じ地獄で暮らす人たちの考えを変えたり、夢を与えたりできるってすごく素敵。

途中でスカイと撮ってたMVがどこかインド的で笑ってしまったw
KENO

KENOの感想・評価

4.0
インド×ラップ
スーツ姿で参戦したラップバトル
皆アー写みたく撮ってるのに
1人証明写真になってて笑った!
探り探りあか抜けなかったのに
俺には価値があるって
力強く語ってたところ良かった
エンディングもほっこり〜
RIKAO

RIKAOの感想・評価

3.9
インド映画に音楽踊りは欠かせない
それがラップとなって作品を彩る
主人公ムラドの家庭環境にまず泣きたく
なる…インド映画で良くある
子供に過剰な期待をのせ 必死に働く
DVの父親 貧困 に辛い日々…

でもそんな中悪友ともいえる友達が
とても良い奴ばかりで救われる
裕福な家庭のサフィナとは秘密の恋人同士
ジェラスが半端なくて(笑)怖っ
まぁ可愛いからね…

あまりラップは聞かないけど
ムラドの内なる怒りや声がラップに
のせてガンガン伝わり 心に響いた

インド映画は経済格差やカースト・
男尊女卑をいつも取り入れていて
考えさせられる深い内容が多い
一人の若者の夢を諦めない強さを
称える作品だけどそれ以上に
成功を掴むのは並大抵では無い
家族に理解されなくても突き進む
精神力の強さが求められると感じた

実話に基づくのですね!
パワフルだな!
budd

buddの感想・評価

4.8
2020年67本目
面白かった!けど長い!!
インド映画らしさは極力抑えてたけどやっぱり結構インド味漏れてたね。わかりやすく親切な作りだし希望に溢れるラストも良かった。
スラム街の風景もセットじゃない凄さあったなと。
インドの格差社会はなんとなくはわかるけど日本も同じようなところあるなって思ったり。
ガリーボーイが一見ラッパーに見えない佇まいだったりも良かったけど序盤でスカイ仕切りでシェールと撮ったプロモが強烈にダサかったのが笑えた。あとは彼女の可愛さに尽きるなと。全然インド人ぽくなかったなぁ。
大好きなインド映画がまた1つ増えた^ ^
アメリカより、
ラップが似合うインド。

ラップはインドで誕生したって、
唄ってたけどなかなかの説得力があった。

貧富の差、電車バスの状況、スラムの規模、人口等、
あらゆる点においてヒップホップ、
ラップが似合う。

そもそも、インド映画って、
そういう要素が多かった。
masa

masaの感想・評価

3.7
ラッパーのネイジーの半生をモデルとした作品
ムンバイのスラム街ダラヴィ出身でラップと出会い「ガリーボーイ(路地裏の少年)」と名乗るようになる成長物語
インドの貧困とそこからのサクセスストーリーを描く