ルイまる子

最初の晩餐のルイまる子のネタバレレビュー・内容・結末

最初の晩餐(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

毎日の食事の中で一つのメニューを100回も作ればそれは家族の記憶に残るが、数回位でその料理から繋げて当時それを食べた状況を含めて記憶に蘇るとはとても思えない。100歩譲ってお母さんの入院中に初めてお父さんが作ったチーズ乗せ目玉焼きはありだとしても(実際チーズを熱くなったフライパンに乗せれば溶けるんじゃないの?なぜあんな四角くなってるんだろうか。。)また、最後の告白も、大体再婚カップルだし、いくら小さい子供でも、連れ子3人再婚の親同士が結婚、その後奥さんの元夫が自殺未遂したなら、当然不倫くらいは見当はついていただろう。いい年をした娘がそんな話を聞いて怒ったりするだろうか?

詰めの甘い部分や人の気持ちの分析、描き方の粗さから、どうしても感情移入できなかった。

唯一良かったのは染谷くん演じる麟太郎の成長。カメラマンとして被写体に対し冷たいと言われていた、それは彼の育ち方に原因がある。愛する者たちへ距離を取った生き方しか出来なかった、好きだったしゅん兄が突然居なくなったから。。心を閉ざしてきたが、やっと父の気持ち、兄の気持ち全てを理解し、精神的成長が遂げられた。。

子役が良かった。

あと窪塚はなんであんなにカッコいいの!
何歳になってもカッコいいし、また一段と素敵になった。カリスマですね!
ルイまる子

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