紅梅シュプレヒコール

グッドライアー 偽りのゲームの紅梅シュプレヒコールのレビュー・感想・評価

3.7
お互い未亡人同士の高齢男女ロイとヘレンがマッチングサイトを通して知り合うのですが、ロイの本当の正体は詐欺師だったという物語

映画ポスターから察することができる部分は有りますが、そんな話に展開していくのかと意外な方向性に向かって着地していきます

勝手ながらコミカルな物語なのかと思っていたので、待ち構えていたダークな真相に驚かされ、やや気落ちさせられる作品でした

主人公のロイは真相が深く掘られ、実態が見えてくるにつれて誰もが嫌悪感を抱くような想像以上のクズ野郎なので、イアン・マッケランのイケオジっぷりを途中まで堪能していた私的には何だか感情がグチャグチャにされた気分です

物語に示唆的な台詞や描写を挟み込むのが上手いですし、イアン・マッケランとヘレン・ミレンの演技も魅力的なので総合的に見て良い作品ではありました