シラノ

死刑台のエレベーターのシラノのレビュー・感想・評価

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)
4.6
去年の春頃に、刈谷日劇で鑑賞。

たしか『恋人たち』と2本上映だった気がする。


最近主演女優の方が亡くなられたとか。


序盤で起こったちょっとしたことが波紋になって、あの結末になるのが恐ろしい。


まぁクルマにキー刺したままであんなとこに置いておくか?みたいな致命的にありえない部分もあったけど。

いや、こないだ観たアクション映画・・・もとい、コント映画の『アウトバーン』でも、キー刺したままのシトロエンを盗まれたマヌケがいたし、案外ヨーロッパだとああいうことあるのかな?w


花屋さんの女の子とDQNのカップルもなかなかいい。

あと、ベンツに乗ってるお金持ち夫婦。

メチャクチャ太っ腹w

あのお金持ち夫婦と若者カップルのやりとりが面白かった。


そしてなんといっても主人公が夜中の街を歩いてるシーンが絵になりすぎててカッコよすぎ。

永久保存用にBlu-ray買おうか悩む。


余談だけど、淀川長治さんのどの本だったか忘れちゃったけど、この映画について書いてあった。

ルイ・マルが若年25歳で監督をやれたのは、家がお金持ちでこの映画を自費制作で作ったかららしい。
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