Shizka

死刑台のエレベーターのShizkaのネタバレレビュー・内容・結末

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

当時はロマンティックでサスペンスとしても優良だったことが伺えるが、、、現代の目で見ると、作り込みがあらい。

社長室に忍び込むのに大通りに面した窓を使うか?
指紋やエレベータの痕跡ってないの?
一晩エレベータで過ごして、ずいぶんパリっとしてませんか?
どうして低速ギアを動かせるんだ?
睡眠薬飲んでずいぶん早起きですね。
殺人事件があったモーテル、すぐに写真調べませんかね?

最後の着地は見事、、、かと思いきや、二人の写真である。二人写っていたらダメだろう。誰が撮ったんだよ、あんなカメラで。

これだけ雰囲気を作っておきながら、つじつまが合わない事をしてはならない。完全犯罪が難しいようにまた、完全な映画を作ることも難しい。だがそれは決して細部をおろそかにしてもいいことにはならないのだ。

マイルズデイビスのペットはパリの街によく似合う。それはよかった。
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