PANDADA

死刑台のエレベーターのPANDADAのレビュー・感想・評価

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)
4.0
原作はノエル・カレフの小説。

ジュリアン・タベルニエは雇い主カララの妻フロランスと不倫しており、共にカララの殺害計画を立てていた。計画は実行されたものの侵入に使った鉤付きロープを回収し損ねた事に気付き再度潜入した時に、ビルの電源が落とされる。エレベーター内に閉じ込められたタベルニエ。しかも事態はさらにあらぬ方向へ転がっていってしまう、、、的なお話。

2010年の日本でのリメイク版(緒方明監督、阿部寛主演)も観ましたが、
本作の方が良いですね。
無駄な省いたスッキリした設定と構成。
上手な展開と見事な伏線は感嘆に値します。

この時のルイ・マル監督はまだ25歳だったというのも驚きです。

個人的には1950年代のフランス映画って、無駄を削ぎ落とし、かつ細部へのこだわりが醸し出すリアリティが素晴らしいので、大好きですね。

古き良きフランス映画の名作。

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当初の目標だった1000作を何とか超えましたので、鑑賞・レビューの頻度をもう少し手加減させていただきます。
あしからず。
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