おこめ

死刑台のエレベーターのおこめのレビュー・感想・評価

死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)
3.4
どうすることも出来ないエレベーターに閉じ込められ、その間に自分自身が殺人の容疑者になってしまうというお話。

正直、緻密なお話の積み上げはない。
エレバータに閉じ込められる男が殺人を犯す意味が後半の展開に意味を感じなかった。。だって、別の殺人の容疑者になったところで、あんたは本当に殺しちゃってるじゃんよ笑 感情移入まったく出来ない。

あの会社で働く下っ端の男の子もなんで車盗んだ??なんでドイツの車追っかけた?手グセが悪いみたいな会話がモーテル前で彼女と行われるけど、、弱いでしょ。もっと社長に恨みがあってとか、あの大尉に恨みがあって車を盗んでそこから必然性のある展開に持っていった方が。。

うーん。。かなり不朽の名作って言われてるから見てみたモノの。。
「サンセット大通り」とか「情婦」とか「第三の男」とかの方が倍はストーリープロットがしっかりしてるし面白いと思う。
昔の映画は映像技術がないぶん、お話の素晴らしさを毎回楽しみに見るけど。。この作品は残念な部分が多かった。。
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