荒川自転車乃介

アルプススタンドのはしの方の荒川自転車乃介のレビュー・感想・評価

4.5
甲子園の予選の球場で、野球部の応援に駆り出された高校生が織りなす会話劇。もともと、高校の演劇部が演じた芝居のようだが、よく出来ている! 役者もいいのだけど、脚本が何よりいい!
野球の応援の合間の会話で、登場人物の性格から、過去、悩みまで見せてしまい、そして、最後にはうまく解決してしまっている。
画面には出てこない、ピッチャーの園田、そして、最後のオチにも関係する矢野の名前も覚えてしまった。
時間は1時間半にも満たないが、もっと続きを見たくなる映画だった。