サメ映画だけじゃなくて青春映画も観ないと夏は始まらねぇぜ!
母校の甲子園1回戦を嫌々応援に来た高校生達の群像劇を、75分間ほぼスタンド席のみで描く戯曲が元の青春映画。
みんな使いがちな「しょうがない」という便利な言葉にアンチテーゼを掲げ、輝けない人たちの一つの正解を描いた良作。
校内カーストで微妙な立ち位置にいる者たちの青春の輝きをほぼスタンド席のみで描き切る脚本が面白い上に感動して最後は涙腺が緩んでしまった…。
元の舞台の本がいいんだろうけど、映像への落とし込みもしっかりしていましたね。
ワンシチュでお金も無くてもエモーショナルなモノは描けるということの正解のような映画でした。