作家志望のビルは孤独で時間をもて余し街で目に留まった人物を尾行して小説の題材にしていた。ある男の尾行をして店に入ると男に尾行がバレていた。男についていくと他人の家を物色する窃盗犯だった。
クリストファー・ノーランのデビュー作。
時間軸が普通じゃないのはこの作品から始まっていた。
髪を切ったり殴られて出来たアザで前後を判断出来るのでわかりやすい。先に変化が起きてどした?となるから髪や服装を変えた理由を知りたいし顔のアザの理由を知りたいと思ってしまう。
この作品を時間軸通りに観たらそこまで驚く話ではないのにこの短い時間でサスペンス色の強いどんでん返しにしてしまうなんて😧
DVDにノーランの解説が付いていてスタッフがこの作品の資金作りのために他に定職を持っていて土曜日しか撮影が出来なくて撮り終えるのに1年かかったと言っていました。予算もあまり無くモノクロになったようですがかえってビルの孤独感や明るさのないどんよりとした空気感が合っていたと感じました。
