Shun

フォロウィングのShunのレビュー・感想・評価

フォロウィング(1998年製作の映画)
3.9
「メメント」の兄弟みたいな映画です!
70分という短尺の映画ですが、120分映画を観た気になりました


作家としての感性を磨くため、目に付いた人間を尾行をして観察することを習慣としていたビル
ある日、ビルは尾行をしていた男から声をかけられ、あることに誘われる


・お馴染みの時間マジック
クリストファーノーラン監督といえば時間を上手く使った凝った演出が得意なイメージがあります
今作でも、時系列がバラバラで物語が進み、終盤につれて内容が繋がっていくシステムになっています
時系列がバラバラであるからなのか、体感時間が実際の尺より長く感じた気がします
とても70分の映画とは思えない内容でした

時間をあやつり、こっちの時間間隔までおかしくさせるノーラン監督はやっぱり時間の魔術師だなと思います



白黒の雰囲気もなかなかかっこよかったです
最後のオチや、クライム感、お笑いは一切ないスタイリッシュな感じや演出が監督らしかったです
確実に新作「TENET」に繋がっている1本でした!
Shun

Shun