このレビューはネタバレを含みます
あ…ありのまま、今起こった事を話すぜ!
「劇場版シンカリオンを見てたら初音ミクとゴジラが邂逅(鳴り響く伊福部音楽)、放射熱線を受けたシンカリオン運転手の速杉ハヤトが目を覚ますとそこはエヴァの世界(見知らぬ天井パロ)、今度は使徒とシンカリオンタイプエヴァに乗るシンジが戦い始めた(鳴り響く残酷な天使のテーゼ)」
な…何を言っているのかわからねーと思うが 俺も何をされたのかわからなかった…
頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
エヴァにゴジラにミクに「君の名は。」の完コピパロディ。
東宝の「日本のディズニーは我々なので」という強いメッセージを感じる保有IP自慢でコンテンツが大渋滞してるお祭り映画。
ほとんど東宝版シュガーラッシュ。
一番作画が動いてるのはJR ski ski CMを完全再現した映像。(©︎JR)
俺は何を見せられてるんだ?
これは特撮とかでたまにある〇〇記念のお祭りネタ回を劇場で見せられてるのか???
頭がどうにかなりそうな連続パンチの中にあるしっかりとしたテーマ。
古のコンテンツをフックにして引っかかった大人もろとも「大人になっても好きなものは好きなままでいろ!」という強いメッセージを子供もろとも叩きつけてくる。
しばしば入る主人公の親側のドラマが本気で大人も殺しにきてる。(ていうか北の国からネタとか今の子供の親世代でも怪しいのでは)
志半ばで終了させられたテレビシリーズ2年目で出来なかった事を全部やるぞと言わんばかりの激アツ展開の連続。
かつての敵が主人公の旧機体で助けに来るし合体もするし見せ場で主題歌流すしロボットアニメわかりすぎてる。
やっぱり池添隆博は天才なんだよなぁ...
さっさと倒してしまったけど、時間があれば宇宙のキトラルザスとも対話の道があったのかしら。
そんなハヤトも見てみたかった。
TV主題歌、山寺宏一の爆アゲ挿入歌、そして何故か残酷な天使のテーゼを(エヴァよりも先に)劇場で聴けてしまう大サービス。
業界をに於ける東宝の絶大な力を見せつけられて屈してしまった。
こんなん見れるならもう負けでいいよ。
(発音ミクのCGライブがちゃんと冬寂なのもワロタ)