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こっくりさん 恋獄版のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

こっくりさん 恋獄版(2014年製作の映画)
2.2

このレビューはネタバレを含みます

霊感をもつ大学生の主人公は幼馴染の女子高生から相談事をもちかけられる。彼女の後輩が遊びでこっくりさんをしたところ儀式中に奇妙なメッセージが掲示され、後輩らは怯えているという。主人公はこっくりさんなど迷信だと諭すが、その直後後輩の一人が夜道で何者かに襲われ死亡してしまい…という話。

監督がプロデューサーに「こっくりさんを題材にして映画作って。内容は君の好きにやっていいいから」と言われて撮影したのではないかと疑うくらいこっくりさん要素の薄い作品。トンデモダメ映画としてはそこそこ楽しめた。ジャンルはサイコサスペンス?

監督の伝えたいメッセージが色濃く反映されているのか現代社会への風刺的なセリフが目立ち、中二病くさい。
こっくりさんとは別に殺人鬼がいて「実は全部人間の仕業?」と観客をミスリードできれば良かったのかもしれないが、途中から明らかにこっくりさんと犯人が半々に殺害を実行していることが分かってしまうので驚きも少ない。
そしてまさかの「そうよ、わたしがこっくりさんよ」のセリフ。こっくりさん擬人化は割と斬新だと思った。
伏線の張り方が下手なのか、いきなり出てくる設定や登場人物が多い。殺人鬼の妻の話や、調査能力の高い主人公の女友達の登場はかなり唐突。ベテラン刑事の出番が多いのに対し、殺人鬼の存在感が薄い。主人公と幼馴染女子高生とのつらい過去と絆の描き方はなかなか良かった。ヒロインは兄が強姦魔で従兄が殺人鬼で最期はあんなことになって可哀想。不幸過ぎる(>_<)。ラストのタイトル表示の見せ方はダサいかなあ。
主演俳優が森山直太朗に似ていて、女子高生は昔のノーメイクの相武紗季に似ている気が。
女子高生を警護する役目の若手刑事の足が遅すぎて。尚且つ喧嘩弱い(^^)
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