とまと

サヨナラまでの30分のとまとのネタバレレビュー・内容・結末

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

現実とはかけ離れている話だが、北村匠海が演じている役が自分と似ていて初めから感情移入することが出来た。自分自身や人間関係や夢への一方的な否定や恐怖心。それらはその人がダメだからでは決してなくて、気持ちに問題があるということを痛感した。
思い出(カセットテープ)の上書きをしようと決めて自分と自分を必要としている仲間を信じて思いっきり歌う最後のシーンはバンド全員が未来だけを見つめている気がして感動した。
バンドの音楽がとても良かったので余韻に浸りながら聴きたい。
話の内容だけでなく、ひとつひとつの思い出を変わりゆく季節と関係性と共に短い時間で表現するシーンが何個かあって素敵だった。
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