ジニョク

山中静夫氏の尊厳死のジニョクのレビュー・感想・評価

山中静夫氏の尊厳死(2019年製作の映画)
4.3
雨の日曜日、銀座へ観に行きました☔️
大好きなシネスイッチ銀座です。
東京はここだけの上映。

相変わらず原作は知らないの💦
観たいと思ったきっかけは予告のワンシーン。
末期の肺ガンの山中静夫さんが医師に向かってこう言うのです。
「生まれ育った信州で死にたい」
医師は山中さんに浅間山が一望できる個室を用意します。
その病室から見える浅間山。
(↑これ、いーなぁっ!!!)

私にも大好きな山があります🗻
最期の時にその山を眺めながら逝けたら多分成仏できる…(え、変?笑)
一瞬にして湧き上がった妄想が重なり、なんとも短絡的な理由で観て来ました。


余命、長くて3ヶ月、自分の脚で歩けるのはおそらく1ヶ月。
山中さんはその1ヶ月の間に故郷の村へ毎日出かけ、ある作業をするのです。

死を宣告されたら何をする?
いえ、何が出来ますか?
あれこれ実行できるのはドラマや映画の中でのお話で、現実はそんなもんではないと感じました(>_<)
死は絶対に避けては通れない。
死はいつ訪れるか分からない。
まだまだ大丈夫、と目を瞑っちゃいけない。

とにかく「死」についていろいろ考えさせられます。
真っ向から死を見据え、何くそ!負けるもんかと闘いたい。
どんな風に死を迎えるか、そおゆう心構えも大切。

って、私、まだまだ死にませんけどね💧
長い人生(であって欲しいけど)、時々立ち止まって考えてみることも必要かな?

これねぇ、とっても良かったのが山中さんが亡くなったあとの話。

山中さんを担当した先生がこれまた人間味溢れる先生で〜。
その先生の家族の関係も本当にじんわり良くって〜!

ボロボロに泣きました!
明日からまた強く生きよう、そんな気持ちにもなりました!

涙を拭いて振り返ったら、私の周りはいつにも増しておじいちゃんとおばあちゃんばかり。
突如出口調査員になって感想聞いてみたい衝動に駆られました(^_^;)


2020年劇場鑑賞12本目
ジニョク

ジニョク