湯雨

4×4 殺人四駆の湯雨のレビュー・感想・評価

4×4 殺人四駆(2018年製作の映画)
3.3
車上荒しが侵入したSUVが、実は完全防音防弾の密室で、閉じ込められる話。舞台はアルゼンチン。

前半〜中盤はほぼ1人芝居。狭い車内でのグラビティー状態。
退屈するかと思いますが、私は目が離せませんでした。
持ち主に遠隔クーラーで嫌がらせされたり、ウォッシャー液を飲んだり…

車内という限定的かつ日常的な空間は、宇宙空間と違い、自分でも想像のつく地に足の着いた舞台。次はどうなると引き込まれた。

序盤は被害者っぽかった主人公が、中盤にそこそこの悪人である事も判明し、視聴者の心に揺さぶりをかけてくるのもグッド。

だが傑作かと言われると…
後半の展開、起承転結でいう転結になってから興味がまるで持てなくなり、寝てしまった…何というか、急に普通の映画になってしまった

映画そのものとしては微妙ですが、見て良かったと思います。

日常的に車を運転する人におススメ!
湯雨

湯雨