映画監督綿井健陽氏と配給会社のトーク付き。
タリバンから殺害予告を受けて、
2015年タジキスタンに庇護を求めて逃避していたファジリ一家はアフガニスタン一時帰国の後、イラン、トルコ、ブルガリア、セルビアへの不法入国を経由してハンガリーで難民申請しドイツに渡るまでをスマホだけで撮影したドキュメンタリー。
ファジリ夫妻はともに映像作家。
現在100人に1人が難民という、難民の世紀。
トークでのお話の通り、ニュースでは流れ去るだけの問題も、映画化することで深く人々に浸透する。
家族が逃れた先のEUでは、ナショナリスト達による移民排斥運動も映像にあり、
現時点で自国に居場所がなく、逃れた先も安住の地ではなく、、
難民になるということの冷酷な重さを感じる。
2人のお嬢さんが大人になる頃、どんな世界が待ち受けているのであろうか。