猫

旅愁の猫のレビュー・感想・評価

旅愁(2019年製作の映画)
3.8
舞台が日本、民泊、主人公達は中国人、と分かるのに少し手間取ったけれど、鑑賞できて良かった。
とても心に残った。タイプは違うけど
『佐々木、イン、マイマイン』みたいに……

外で暮らしながらも浮き世ぐさのように
“自分”を確証できない
そんな若者の話だった。主人公からの痛みを、ずっと感じていた。
テントの中で
ああ、そうだよね、これもアリだよね。
一対一だけの愛情、行為だけでなく
その人の魂に近づきたい、求めあう行為なんだよね、と思った。
そうして昇華したからこそ、次の道を決める事、歩く事が出来たのだろう。
立ち止まって漂う事のできた若者たちの話
まさにノスタルジー
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