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ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-のことのはのレビュー・感想・評価

3.0
【実際のスキャンダルに基づく物語】

2016年、政治家や企業家など世界中の富裕層の、税金逃れのペーパーカンパニーを乱立させていた、パナマの法律事務所の機密文書が流出した「パナマ文書流出事件」を基にした社会派(コメディ)映画。

めちゃくちゃ社会派で複雑に込み入った話し(実話)を、よくここまでポップに見やすく仕上げた、ソダーバーグ監督の手腕に拍手。

主犯の法律事務所の2人、ゲイリー・オールドマン、アントニオ・バンデラスが語り部になったり登場人物になったり、自分の家族の保険金に翻弄する主婦メリル・ストリープの視点で描かれたりと、映画自体が「パナマ文書」の様に観るものを煙に巻くかの如く、つかみどころのない(つかませない)映画だった。
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