重い。苦しい。切ない…。
でも、私は好きな作品やった。
目を背けたくなるシーンもある。
息をするのも忘れてしまった。
小鳥のさえずり、
行き交う人々の雑踏の音、
高齢者施設での話し声…。
日常の音が際立ち、
挿入曲もあまり無く、
よりストーリーに入り込めた。
村上虹郎くん。
ネイティブの関西弁やからかな、
翔太にしか見えない。
感情を抑え、タカラを優しく支え、
時には怒りを爆発させ、
翔太という人間がそこに存在していた。
芋生悠さん。
37セカンズ 出演されており、
気になっていた俳優さん。
どこか人生を諦めたような眼差し…。
難しい役柄を、ナチュラルに演じてはった。
これからの活躍が楽しみ。
シルエットのダンス…、
海辺の静寂の美しさ、
光の使い方がとても好きやな。
ラストは切なかった…。
でも、あのことが、
タカラの支えになっていたんやろな。
邦画って、良いな。
決して軽くはないストーリーですが、
オススメしたい作品ですね。