kalinda

ソワレのkalindaのレビュー・感想・評価

ソワレ(2020年製作の映画)
4.2
重い。苦しい。切ない…。

でも、私は好きな作品やった。

目を背けたくなるシーンもある。
息をするのも忘れてしまった。

小鳥のさえずり、
行き交う人々の雑踏の音、
高齢者施設での話し声…。

日常の音が際立ち、
挿入曲もあまり無く、
よりストーリーに入り込めた。

村上虹郎くん。
ネイティブの関西弁やからかな、
翔太にしか見えない。
感情を抑え、タカラを優しく支え、
時には怒りを爆発させ、
翔太という人間がそこに存在していた。


芋生悠さん。
37セカンズ 出演されており、
気になっていた俳優さん。
どこか人生を諦めたような眼差し…。
難しい役柄を、ナチュラルに演じてはった。
これからの活躍が楽しみ。

シルエットのダンス…、
海辺の静寂の美しさ、
光の使い方がとても好きやな。

ラストは切なかった…。
でも、あのことが、
タカラの支えになっていたんやろな。


邦画って、良いな。


決して軽くはないストーリーですが、
オススメしたい作品ですね。

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