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ソワレのO客のネタバレレビュー・内容・結末

ソワレ(2020年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

各人物の背景・動機などの説明があまりなく、
映画的なショットで説明していく映画。

最初見たときは
和歌山の風景、完成する前の梅干し、美術館の舞台のシーン
(全部水が印象的)などきれいなシーンが浮かんだが、
複数回見たときには
芋生さんの靴擦れ、目のクマ、指のささくれ
といったボロボロな感じも印象が強くなっていく。

1回目は特に前半は翔太目線になってしまいますが、
2回目以降見ると
やっぱりこれはタカラが主役の映画なんだなぁと思いました。
だって、最初からタカラは翔太が施設に着た瞬間からわかってるし、
乾燥機の操作をするときなんて、めっちゃ意識してることになると
恥ずかしくなります。

あと、バスの中で女子高生のおしゃべりを聞きながら
ネイルをしているのを見て、翔太がキレるシーンが
女子高生の会話が面白くて、全体が自然な会話劇が少ないだけに
後に残っています。
翔太がパチンコ屋から逃げるシーンの走り方も
飛び跳ねすぎて、笑うところではないのに笑ってしまいました。
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