このレビューはネタバレを含みます
実際に起こりそうなリアリティのある話だけに、細部が気になってしまいました。
まず、主役の二人。
村上虹郎さんは、演技は巧いと思いますが、どうしてもこなれた演技に見えてしまいます。
不幸な女の子を演じた、芋生悠さんの方が真に迫ってた気がします。
そして、女の子が鬼畜の父親を刺して、二人で逃げるシーン。
あんなに血だらけで逃げたら、普通はすぐに捕まります。
しかも、昼の場面から、いきなり夜のシーンに変わるし。
電車乗るまでに、どんだけ走ったんでしょうか??
その後、夜中に隠れた車の中で、巡回中の警官に職質されるシーン。
機転をきかせて、車内でエッチしてたように装った事で無事警官をスルー…
いやいや、おかしいです。
女の子があんなに取り乱したら、事件性を察知した警官によって捕まるのが普通です。
編集の問題なのか、必要なシーンがそもそも撮れてないのか分かりませんが、細部の詰めの甘さがもったいない作品でした。