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映画ドラえもん のび太の新恐竜のTのレビュー・感想・評価

3.0
終業式が終わり、夏休みの宿題を2ページやらせて。公開初日、息子たちと見てきました!

息子たちはとっても楽しみにしていたので、公開延期には相当ショックを受けていて。改めて公開日が決まってから8/7を指折り数えて、予告編の見過ぎでミスチルの主題歌を覚えてしまったほど。

漫画で予習も済ませていた息子たちは、漫画と映画であるシーンないシーンがある、との指摘。うーん「将来、立派なシネフィルになるぞよ。」などと思う🤔

僕の映画の感想は、ここ何回かのドラえもん映画にはいつも思うのですが「子供向けだから、ここ突っ込んじゃかわいそうかな」という部分をたくさん残しているのが「映画ドラえもん」の最大の欠点だと思っていて、今回もそれは変わらなかったな、です。

ディズニーピクサー、ドリームワークス、イルミネーションなど世界はもちろん、日本ではクレヨンしんちゃんも「子供向けだから」なんて言い訳させないほど高いクオリティの作品が多い昨今、ドラえもんというビッグタイトルがこの程度のクオリティでいいんですかね?

冒頭の恐竜博士も使い捨てちゃうし、途中のび太とキューを助ける恐竜は助ける理由も正体も(旧作を見てなければ)わかりません。1時間と時間制限を明言したある秘密道具の効果は一度も切れないし、秘密道具を使わずとも意思疎通ができてしまう恐竜キューとミューは作り手の都合によって言葉がわかったりわからなかったりします。

もうちょっとしっかり作ってもらいたいですね。

ゲスト声優にキムタクや神木隆之介、主題歌がミスチルと「それ喜ぶの大人でしょ?」なキャスティングをするのならば、脚本をチームにしてしっかりブラッシュアップをした方がいいと思いますよ?

まあ、見てる途中「これ差別的なメッセージになってしまうのでは?」と危ぶんでいたところや、「それおかしくね?」と疑問になっていたところはオチで見事に回収して見せて、ここは素直に褒めたいです。

子供たちも喜んで見ていたし、まあいいかなとは思ってはいるのですが…。

「忘れられない映画」「大人になって見返しても泣いてしまう映画」のような後年まで残る素晴らしい大長編をドラえもんというビッグタイトルに期待してしまうのは望みすぎですかね?
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