大人になってからみると、良くも悪くも、子どもの頃の視点とは違う視点で観ることができた。
のび太は、わがままで向こう見ずといえばそれまでかもしれないけど、素直だし好奇心旺盛でやりたいことや好きなことのためにとことん調べて即行動にうつすとことかすごく素敵。
私が同じ歳の頃、こんな風に素直ではなかったし、好奇心旺盛でもなかったし、とにかく周りの目を気にして生活してた気がして、今さらのび太に憧れた。
あと、長年不思議に思っていた、のび太とジャイアンとスネ夫の関係性も、理解ができたと思う。
長年不思議に思っていたのは、のび太はジャイアンとスネ夫に意地悪をされたりからかわれたりして、落ち込んだりする場面が多いはずなのに、何故友だちのままなのか、という点。
今回観ながら、ああ、のび太にとってジャイアンもスネ夫も頼れる存在で、支え合う存在で、すごくすごく大切な存在なんだと思えた。
何より、ジャイアンの行動力となんだか分からないが周りに与える安心感は素晴らしいし、スネ夫の物知りなところと洞察力も素晴らしい。
そして、しずかちゃんの優しい心ものび太にとってすごく大切なんだなあと感じた。
ドラえもんも、そんなのび太くんに心動かされちゃうところが愛らしい。
さらに、「この場面ではこの道具をこんな風に使えば役に立つ」という素早い閃き力、本当に尊敬する。笑
今回の映画の内容の感想としては、最後のまとめ方がとっても素敵だった。
あと、ドラえもんの世界は基本的に性根から悪い登場人物がいないところが好き。
子どもの頃に見ていたらどんな視点で観て、どんな感想を抱いていたか思い出せないことが少し残念。現在の感想とは絶対違うだろうが、ドラえもんの世界は、私にとってはとても素敵な世界だということだけは変わらないと思う。
今回感じた気持ちを大切にしまっておきたい。
