ninjiro

ドア・イン・ザ・フロアのninjiroのレビュー・感想・評価

ドア・イン・ザ・フロア(2004年製作の映画)
3.8
その小屋の床には

一つの扉がありました。

ママは床下に何か

恐ろしいものを見ました。


私たちは知っています。
そのドアの向こうにあるものを。
だから、それを決して開けてはいけない、
覗いてはいけない、そう言い続ける。
いつか、開ける時が必ず来るのを知りながら。

生の営み、性の解放、慰み、
生の解放、性の営み、慈しみ。

生の歓び、性の喜び、聖の墜落。
誰かの何かを誰かが誰かの所為にして。
心は石のように、愛は置き去りのままに。

空っぽで、生温い風は吹き続ける。

今、何か大きな音がしたかい?

さあ、今夜のお話の登場人物は、
テッド、トマス、ティモシーそしてマリアン。
枕に頭をくっ付けて、目を閉じて聞いて欲しい。
途中で眠ったって構わない。
誰かの胸に届けたいんじゃない。
これはベッドタイムストーリー。

昔々にあった話だ。

生きるとは、かくも苦しい、喜劇。
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