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人生をしまう時間(とき)のparaのレビュー・感想・評価

人生をしまう時間(とき)(2019年製作の映画)
4.0
人様に紹介しながらレビューがないのでTwitterから転載。
Twitterは文字数制限により言葉足らずですが、本作はNHKの番組を再編集して制作された映画です。
参考まで↓

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/人生をしまう時間

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人生をしまう時間(とき)
イメージフォーラム  2019年09月24日鑑賞

NHKにて放送された終末期ドキュメンタリー
人間平等にいつかは必ず死ぬ
最期を在宅で迎える人とその家族、それを支える医師と医療関係者を淡々と
時に家族の負担を考慮して施設に移る事例
下顎呼吸を見ながら私は何を思ったか
個々に投げかけられた課題

人の生き死を感傷を挟むことなく静かに映し出されているため、御涙頂戴ではない。
こんな先生に看取ってもらえたら幸せな最期だろうなと。
ケースワーカーの方の臨終を1人で迎えたとしてもそれまでの人との関わりがあれば、という言葉は胸に響いた。
理想の最期、考えさせられる。

★補足
Twitter上のリプもコピペ。
以前、NHKBS1にて放送された内容に追加されての映画化です。
NHKはこの手の番組、いつも攻めた内容というか、ありのままを淡々と映し出していて凄いと思います。遺された家族にも寄り添っていて。
森鴎外の孫にあたる元東大病院の外科医の先生が素晴らしいのです。
この後、全国で公開予定です。是非(2019年9月時点)

★更に今回補足
人の数だけ死を迎える形があり、
人が死にゆく、まさに人生をしまう時間を、
日常会話が行える頃から看取りのその瞬間に至るまでの日々を克明に記録したドキュメンタリー。
よくここまで踏み込んで撮影が出来たと驚くが、そのくらい医師と患者の信頼関係が成り立っている証でもある。
在宅で最期を希望する人には訪問看護を。
家族の負担によっては入院する選択もあり。
人間として尊厳ある最期を迎える手助けを施してくれる。
当時は老後は堀之内病院の近くに住みたいと真剣に考えたほどで、
今でも決して忘れることが出来ない、素晴らしい映像作品。
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