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人生をしまう時間(とき)のokimeeのレビュー・感想・評価

人生をしまう時間(とき)(2019年製作の映画)
4.2
さよならテレビ見た時に流れてた予告。
こんな映画館があるなんて知らなかった。すごく良い。
田端で初めておりて、エスカレーター登ってたらひざ掛けが落ちて、、おばあちゃんがそれを拾って落とし主に声をかけようとしてコケそうになって、それを支えあげたところ「(落としたのは)歩いてった女性」と言われたので「わかりました!」と返事をしてエスカレーター駆け上がって女性に声かけたものの「違います」。。
なにが「わかりました!」だ( 笑 )
駅員さんに届けました。
そんなこんなでみましたコチラ。

全盲の娘さんの、謝ってばかりの、淡々とした言葉がリアル。
百日柿は、これから誰が採ってくれるのか。
奥さんを1人で1年みてきた菊雄さんもすごい。

あたしのおばあちゃんも自宅介護。もうすぐ70の母親はケアマネ。ケアマネが79とかの世界だもんな。

監督の舞台挨拶付き。

森鴎外の孫の小堀先生がメインだったが、堀越先生も素晴らしかった。

----以下、監督のお話----
・東大外科の「生かす医療」から「死なす医療」を
・100分版の番組(私は未見)からの違いは、ナレーションなし。
・取材は64件。(ほぼ泊まり込み)
・冒頭でてきた家族の家で玄関で頭を抱えてたら「おそば食べないか」と輪の中に入れて貰った。そのときに「きちんとやり遂げないといけない」となった。
・安楽死は「医療の問題」。痛い・苦しいを除くことが医療であってそこが出来ていないから安楽死となってしまう。
・菊雄さんは行商をやっていて奥さんが1人の時間が長かった。介護が必要になって、2人の時間がやっともてた。
・介護的視点ではなく「しまいの時間」を見つめることからエピソードが選ばれた(先生の言葉の変遷もわかるもので了承を得られたもの)
・その後関わりもある
・広美さんは1人であの家で暮らしている
・取材相手との距離感が難しい。(自分が親の元に行けない間に知らない人(=監督)が親と色々話して入り込んでいるのは、子どもにとってはいい思いはしない。
・人が亡くなる瞬間を取材して「死は終わりではない。亡くなった方からバトンをもらったきがする」そのバトンを映画を通して渡したい
・亡くなるときに立ち会うのは先生より看護師さんが多い。今度は看護師さんの目線でも作ってみたい
・里子さんの2匹の犬のおかげで、お母さんは散歩のために外に出てる
・施設に入れるとか在宅とか「答えはない。考えて出した答えが答えだ。」と先生はいつも言ってる
・独居のおじいさんは家で死にたかったが、ヘルパーさんが吐血を発覚し、親戚から「行けないが1人では死なせないでほしい。病院に連れて行ってほしい」と連絡が。意識のしっかりしているときからエンディングノートなり必要(それは変わっても良い)
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