人生をしまう時間(とき)の作品情報・感想・評価

人生をしまう時間(とき)2019年製作の映画)

上映日:2019年09月21日

製作国:

上映時間:110分

4.0

あらすじ

「人生をしまう時間(とき)」に投稿された感想・評価

Kaori

Kaoriの感想・評価

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9月に親父が肺がんで逝った。
病院で家族で看取った。
夏の日々を思い出しながら
作品を追っていってた。

家族のあり方は色々あるから
必ずしも
自宅で家族で看取ることが良し 
とは思わない。
ただ たとえ一人暮らしでも
病院でなく
生活した中で逝くことができるのは
幸せなのかもしれない。

考えなくてはいけないけど
いまの自分にはすこしブルーに感じる。ので
また日が経って 機会があれば
改めて観なおしたいと思う。
はにゃ

はにゃの感想・評価

4.0
こんな先生に出会いたい
柿がなったらね…、わーん思い出しただけでも泣ける。
airi

airiの感想・評価

3.8
死ぬまで生きることを目の当たりにした。

死に方を選択すること。
それは自分であったり、周りであったり。

介護が必要になってくると、家族に負担がかかったり、医療機関に頼ることになる。
経済的に豊かな人とそうでない人とでもサポートのされ方は異なる。

医者の役割、医療機関の役割を知る良いきっかけとなる作品だった。
KTNB

KTNBの感想・評価

3.8
生まれて初めてだろう
死際のことを考えたのは…

今までもおぼろげに考えたことはあったけど、この映画を観ながらずっと頭の中は映画と自分と行ったり来たり。終わってからもしばらく考えた。

いい機会をもらえた気がする。
そして人の価値観は大切だ。
kao

kaoの感想・評価

4.5
人の死にゆく様などなかなか知る機会はない。
昔はたぶん大家族ゆえに おじいちゃんおばあちゃんは自然に生活の中で当たり前に看取られていったんだろう。
子供らもなんとなしに『あぁ、一昨日まで話ができた人も、だんだん静かになり食べなくなり、息絶えていくんだなぁ』といったことを肌で感じ、その旅立つ人の手の冷たさに触れて 漠然と受け入れていくんだろう。

今は病院で亡くなる方が当たり前になってしまっている中、こんなに真摯に在宅医療に向き合っておられるチームがおられるとは…。いくつかのご家族を訪問される時の小堀先生、堀越先生の言葉かけが本当に温かくユーモアもあり。少しでも痛みを取り除き、安心してその時をむかえられるように、と、それを念頭においている、とおっしゃる。

近い将来、私は親を看取らなくてはならぬ年齢にさしかかっているのに、まだその瞬間がくることがいまだ恐ろしく内心おどおどしておる…。兄弟もいないし、自分がしっかりしないと、という気持ちと、ちゃんと見届けることができるんだろうかという気持ちの間でまるで熊のように相変わらずうろうろしておる。
情けない。けれども自分の子供らの顔を思い浮かべると、ちゃんと人の死にゆく様を看取る姿勢も伝えておかねばとも思う。
誰かから生まれてきた以上、必ず誰かの死には直面するのだということを。
世界中さがしたって大事な誰かを看取ったことがない人なんていないのだということを。

親を看取るならば順番としてはまだしも、このドキュメンタリーの中に出てきた、子宮頸がん末期の50代の娘を看取る70代のお母さんの姿は本当に辛かった。
毅然とされている表情にもみえるけれど覚悟されるまでの思いたるや計り知れない。

もし今、神様に人生最後の1つのお願いができるなら、絶対に私の命より先に子供たちの命を天に召さないでほしいということだけだ。

ドキュメンタリーの中で看取ったあと、残された家族にむかって堀越先生は
『人生の大事な時に縁あって関わらせて頂きました、ありがとうございました』と静かに語られていた。
なんという慈悲深い…。

私も同じように言葉を送りたい。
このドキュメンタリーを公開することに同意して下さった遺族の方々と監督へ
『スクリーンを通してご家族の大事な瞬間を体験させて頂き ありがとうございました』合掌


都内では上映館が少ないけれど、公式サイトをみると各地で自主上映会などもあるので、ぜひ若い人にもみてほしい。
jam

jamの感想・評価

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百目柿
天高く朱く熟す刻

千加三さんが家を建てた時に植えた柿の木
娘が失明した時も、妻が脳梗塞に倒れた時も
そして千加三さんが旅立つ時も
いつもそばで見守っていてくれた


娘を支えながら妻を看取った後、
自らも病に侵されていた千加三さん
選択肢はひとつ
このまま柿の木のそばの家で、娘と過ごすこと

そんな彼らを見守り、
手を差し伸べ続けた在宅医療チーム 

森鴎外の孫で東大病院の外科医だった小堀先生を中心に地域医療の一端を担っている


治らない病気になった時、最期を迎える
…できれば、住み慣れた環境、共に過ごしたい家族や友人と

人として、自分だったら
やはりそうしたいと

今、高齢化社会の日本で膨れ上がる医療費や社会福祉費の抑制の目的もあることから
従来の病院での治療を終えたら、なるべく在宅で継続して療養する方向へと進んでいる

私も医療に携わる者として、理想と現実の狭間でもどかしい想いをすることが多くて
もっと、ひとりひとりに寄り添ってケアしたい、そう思っていても
組織のなかでは十分に、満足のいくお世話をすることが難しくて


千加三さんの他にも
52歳の末期癌の里子さんのケース
77歳の母が自宅で介護する
チームのもう一人の医師、堀越先生が心を砕いて親子二人にとって最善と思える治療、緩和療法を模索するさま


最近、
私の勤務先にもホスピス入所待機の患者さんが多く
緩和療法、ケアについて日々考えていることと、
年齢的に自分もそう遠くないことから
ほんとうに突き刺さる想いでスクリーンを見つめて


老老介護のご夫妻の
2年ぶりの入浴シーン
バンドマンをやめて訪問入浴の仕事に就いた友人を思い出したり


そして
観ている間からずっと
私の脳内に流れていたのは
劇団四季のミュージカル「夢から醒めた夢」の曲
"愛をありがとう"

愛をありがとう
優しさをありがとう
さみしいけれど さようなら
いつかひかり浴びて 僕たちは旅立つ
あなたたちの優しさ 胸に抱きしめて


あのミュージカルでは
生前良い行いをすれば白いパスポートをもらえて
"光の国"へ旅立てる

きっと千加三さんも
里子さんも
みんな
白いパスポートをもらったと思って


それぞれの最期
みな、安らかな美しい顔を
優しく映し出し…


百目柿
小堀先生は味わうことができたのでしょうか
2020年12本目
元々NHKのドキュメンタリーでテレビ放送されていたものを、映画化したそう。

介護に正解も不正解もなく、
良いも悪いもないけど、誰もが行き着く問題で。

死について、ここ最近ずっと考えていて、残された人はどうなるかな?
って。
その事と少し重なって、泣くような事ではないけど、色んな感情が溢れて、思い出すと涙が出てくる。
okimee

okimeeの感想・評価

4.2
さよならテレビ見た時に流れてた予告。
こんな映画館があるなんて知らなかった。すごく良い。
田端で初めておりて、エスカレーター登ってたらひざ掛けが落ちて、、おばあちゃんがそれを拾って落とし主に声をかけようとしてコケそうになって、それを支えあげたところ「(落としたのは)歩いてった女性」と言われたので「わかりました!」と返事をしてエスカレーター駆け上がって女性に声かけたものの「違います」。。
なにが「わかりました!」だ( 笑 )
駅員さんに届けました。
そんなこんなでみましたコチラ。

全盲の娘さんの、謝ってばかりの、淡々とした言葉がリアル。
百日柿は、これから誰が採ってくれるのか。
奥さんを1人で1年みてきた菊雄さんもすごい。

あたしのおばあちゃんも自宅介護。もうすぐ70の母親はケアマネ。ケアマネが79とかの世界だもんな。

監督の舞台挨拶付き。

森鴎外の孫の小堀先生がメインだったが、堀越先生も素晴らしかった。

----以下、監督のお話----
・東大外科の「生かす医療」から「死なす医療」を
・100分版の番組(私は未見)からの違いは、ナレーションなし。
・取材は64件。(ほぼ泊まり込み)
・冒頭でてきた家族の家で玄関で頭を抱えてたら「おそば食べないか」と輪の中に入れて貰った。そのときに「きちんとやり遂げないといけない」となった。
・安楽死は「医療の問題」。痛い・苦しいを除くことが医療であってそこが出来ていないから安楽死となってしまう。
・菊雄さんは行商をやっていて奥さんが1人の時間が長かった。介護が必要になって、2人の時間がやっともてた。
・介護的視点ではなく「しまいの時間」を見つめることからエピソードが選ばれた(先生の言葉の変遷もわかるもので了承を得られたもの)
・その後関わりもある
・広美さんは1人であの家で暮らしている
・取材相手との距離感が難しい。(自分が親の元に行けない間に知らない人(=監督)が親と色々話して入り込んでいるのは、子どもにとってはいい思いはしない。
・人が亡くなる瞬間を取材して「死は終わりではない。亡くなった方からバトンをもらったきがする」そのバトンを映画を通して渡したい
・亡くなるときに立ち会うのは先生より看護師さんが多い。今度は看護師さんの目線でも作ってみたい
・里子さんの2匹の犬のおかげで、お母さんは散歩のために外に出てる
・施設に入れるとか在宅とか「答えはない。考えて出した答えが答えだ。」と先生はいつも言ってる
・独居のおじいさんは家で死にたかったが、ヘルパーさんが吐血を発覚し、親戚から「行けないが1人では死なせないでほしい。病院に連れて行ってほしい」と連絡が。意識のしっかりしているときからエンディングノートなり必要(それは変わっても良い)
simone

simoneの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

最終日に阿佐ヶ谷で鑑賞。タイトルから涙が溢れる。親、義理親、それぞれの介護がこれからなので、人ごとではない。
私は家で看取れるだろうか……

盲目の娘さんを持つ、高齢の父、命の灯火が消えゆく様子は神々しさを感じた。
娘さんの行先が明るい物でありますように。
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